デブのお気持ち

底辺エンジニアのお気持ち表明ステージ

資格取得なんて興味ないよっていうプログラマの話

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  • 「資格を持っている」と 「その知識や技術が身についている」は別問題と捉えている
  • 「資格を持つに能う能力がある」という自負があるならそれで良い
  • 資格を取ること自体が目的になってない?

前文

おはようございます。デブです。
最初はこれをQiitaに投稿しようと思ってたましたが途中で「あれこれQiitaに出すの不適切じゃあね……?」と思ってこっちに。
なもんでそこそこ丁寧に書いてますが以降の記事は雑になりそう。

とりあえず私の資格に対する思いと自己紹介的な内容です。
平たく言うと転職時の応募企業さんに向けてのお気持ち表明。

プログラマの実力としての資格

当たり前ですが、プログラマ(あるいはエンジニア)にも個人間で優劣があります。
とは言え評価要素が多すぎて一概に断ずることは中々出来ません。
(雑に分類しても技術力発想力対人スキル意欲等々……)
つまり、プログラマとしての実力を定量的に測る絶対の物差しは存在しません

しかし職業プログラマとしては、上司或いはそのまた上司に対する昇給するための説得材料だったり、転職するときのアピールポイントだったりと何らかの指標がないと困ります。

そこで手っ取り早く能力を示す手段としてよく使われるのが資格です。

結論だけ最初に言いますと、
実力を示す文脈における資格とは、必死こいて勉強してようやく取ったモノと、純粋な地力で取ったモノで価値は全く異なり、私は後者で無ければ意味がないと思っています。

むしろ「資格持ってんのにこんなんも出来ないの?」ってなると恐らく悶死します。
(問題にぶち当たって一人で勝手にそういう心境になったりする、という意味です。誰かに言われてとかではなく。言われたらそれはそれで自刃しますけど)

とは言えあくまで個人的な思想です。
理由や過程、内容を問わず、資格を取得したあなたはとても偉いです。その資格自体も、取得した経験もすべからくあなたの財産です。誇ってください。偉い。

資格

タイトルにもありますが、私は資格取得に興味がありません。(少なくともIT系は)
理由となる私の信条は以下の通り

  • 完全に染みついた知識や技術で勝ち取ったものにこそ真に意味がある
  • 「資格を取得するための勉強」は一夜漬けと大差ない
  • テキトーに受けたら何か取れました、ってカッコよくない?

くどいようですが、個人的な思想です。他者の勉強や資格を貶める意図は毛頭ありません。

唐突な自慢

私は学力試験で落ちたことは一度もありません。資格でも入学、就職試験でも。
前者に限って言えば原則として、自分がその資格を持つに足るだけの知識を備えてる自負がある場合にしか資格試験を受けません。

まあその信条で受けたのは中学時代の漢検だけなんですけどね。
漢検準二級をノー勉で最短退出時間の10分前に終わらせその部屋では唯一退出時間ピッタリで抜けて最高得点を取って受かりました。(その中には後に東大生になった友人もいます)
本来はこれくらい出来て当たり前くらいの自信がないと資格試験を受ける気にはなれません。
社会人的にはもう役に立たない資格ですし「過去の栄光にすがるおじさん」みたいな自慢の仕方ですけど、言いたかったのは「絶対的で圧倒的な自信がない限り自主的に資格試験は受けない」ということなので、ここはひとつ(?)。

完全に余談ですが他持っているのは普通運転免許(AT限)と基本情報くらいです。
前者は「免許」なんで勉強しました。最後に運転したのは教習所の卒検ですけど。
後者は上司から「まあとりあえず受けてよホント、マジでお願い」と言われたので受験料も安いのでダメ元で一切準備せずに行ったらギリギリ受かりました。(63点くらいだったような?)
因みに退出時間ぴったりには出られなかったです。目の前のロン毛のお兄さんが午前も午後も退出時間になった瞬間出てったので「すげぇな」と思った記憶があります。

ちょっと完璧主義すぎない?逆になんでそこまで受けたくないん?

「完璧主義すぎるし、そのレベルで取るならむしろ役不足じゃない?」
「逆にそこまでして受けたくないのはなんで?」

というのは客観的な視点で上記を読んだ私の感想です。
その点についての自己分析結果を書きます。

完璧主義すぎない?

だからこそ、資格に興味がないのです。
「資格は十二分の実力がなければ意味がない」=>「だとしたらむしろ役不足」=>「絶対的な自信と裏付ける実力があるならもうそれでよくない?」
という感じです。
(とってもくどいですが個人的な思想です)

役不足の使い方が狭義では誤用なのですが、このニュアンスを伝えられる熟語が他に思いつかなったので目を瞑っていただければ……。

こういう考え方は、私が他人の評価があまり気にならない性格だというのが大きいと思います。
自分で言うのはなんですが、私は彼我の境がはっきりしていて、異なる価値観を受け入れる抵抗が少ない(勿論誰かを害するようなものは言語道断ですが)性格だと自認しています。

だから割と軽い気持ちで「凄い」とか「偉い」とかも他人に言ってます。
例えばですが同じゲームを初心者と一緒にやってても
「お、今の上手いじゃん」
「でもデブさんならもっと上手く出来たんじゃ」
「俺なんてただだらだらやってきただけだし俺より上手い人のが多いよ。でも君は日に日に目に見えて上手くなってるし凄いよ。俺なんてあっという間に追い越しちゃうよ」
って感じです。(ほぼ実話)
別に謙虚だとか初心者君を気遣っているとかではなく、本心でこう思ってます。
初心者君がどう思ったかは分かりませんが。
分かりますかねこの気持ち。良い言い方をすれば向上心があるというか悪い言い方をすれば他人に(比較対象としての)興味がないというか。

話が逸れましたがとどのつまり、(自分基準で)資格が取れる頃にはその資格に価値を感じなくなっているということです。

実際基本情報についても2、3年テキトーに働いてて(ギリギリとは言え)ふらっと行って受かる程度の資格にどれだけ価値あんの?とは思ってます。 、 (くどすぎてそろそろクセになってきた頃だと思います。個人的な思想です。あなたの持つ或いは目指す基本情報を貶める意図は全くありません)

なんでそこまで受けたくないん

大きな理由は二つ

  • コストが高すぎる
  • 資格取得自体が目的になっていると思われる風潮と、それに乗じた資格ビジネスが嫌いだから

受験料高過ぎ問題

資格試験って受験料高すぎません?
平気で5桁行きますし、2万前後もザラにあるじゃないですか。
2万って20半ばの男二人でちょっといい焼き肉屋さんで値段見ずに満足するまで食べてもお釣りきますよ。(実体験)
しかもそれが下級に受からないと上級受けれません合計4万円也。とかも珍しくないのが個人的にはバカらしく思えます。

「(受かれば)会社がお金だすんだから良くない?」と上司に言われましたが絶対に受かる自信がないのに2万賭けられますか?って話です。
それならまだソシャゲのガチャやギャンブルに突っ込んだ方がまだマシです。(誤解のないように言っておきますが私はガチャはお布施目的以外で課金はしませんし、ギャンブルは一切やりません)

よしんば受かって会社が諸々のお金を出してくれるとしても、私からすれば「いやそのお金で技術書買ってよ。新人にリーダブルコード贈呈してよ。ご飯奢ってよ。便利な有償ソフトやライブラリ代に充ててよ。祝い金はありがとうございます」となります。
受験料以外にも会場までの交通費や食事代もかかるでしょうし、少なくとも貴重な休日の半分は拘束されます。
無論祝い金を頂けるならそれこそお釣りが来ますが、それも受かれば、の話です。

……我ながら金銭感覚が幼いような気もしますし、エンゲル係数高そうなことしか言わねえなと思います。薄給なので仕方ないですね()

資格取得が目的になりつつある風潮

最近のIT業界では事あるごとに資格取得を推奨されます。
現在の私の職場では個人目標とその達成率が評価に付与されます。
まあその実態は「何かしら資格取れ」なんですけどね、初見さん。
私としては「そこは評価されなくていいので放棄します。個人目標については0点で構いません」というスタンスです。

そんな感じだったのですがある日

「デブ君、やっぱ何かしら取ろ?君のためにもなるしさ」
「嫌です。今別の技術を勉強してるんでそんな時間ありません」
「そう言わずにさ、ホラこの〇〇って資格どうよ」
「(調べる)上司さん、これがどの程度の実力を示す資格か分かってます?」
「良く分かんないけど、今の業務内容にも沿ってるんじゃないの?」
「これは基礎的なことで、現在の業務内容もこれが分かってないとお話にならないレベルです。とは言え死んでくのは基礎を疎かにした奴からなので、一応復習がてら勉強はします」
「分かってるってことは取れる自信あるんだよね?なら取ろ?」
「いや経験7年目でこの資格取ったところで恥ずかしくて誰にも言えないですよ」
「?」
「あの、採用の場で大卒の子が『漢検準二級持ってます!』って自信満々にアピールしてどれだけ箔が付きますか?少なくとも私はむしろマイナスに思えます。そのレベルです」
「いやでもさ……」
「上司さん、上司さんにとって大事なのは資格の証明書ですか?それとも資格に能う能力ですか?言われた内容の勉強はしますし大項目ごとに勉強内容を残します、これではダメですか?」
「……それでいいです」

というようなやり取りがありました。
結局上司さんが私の言い分を理解して下さったのか、私との対話を諦めたのかは分からないですが、私は落としどころとしてはこんなところかと思います。
(誤解のないように言っておきますが私は某ゆきの信者ではありません。彼に対して私は良い感情は持っていません。良い大人は異なる意見の妥協点をすり合わせるものだと思っています)

なお「この資格は意味ない!」と言いたいわけではないので具体的な資格名は伏せます。
全く意味がないわけではなく、未経験者が「ちゃんと勉強してきました!」という証明としては良いものだと思う内容です。
まあそれにしたって高すぎる(2万オーバー)のと、その勉強内容活かして拙くともポートフォリオ作った方が好印象を得やすいとは思いますが。

とにもかくにも私が言いたかったことが

  • 「資格を取ること(取らせること)」そのものが目的になっていることがある
  • 資格取得推奨側がその資格の価値を正しく理解していない場合がある
  • それを好機とばかりにお金を取ろうという魂胆に思える資格が多少なりともある
  • 上記のことを好ましく思わないので、そのアンチテーゼとして資格取得を拒む(勉強しない、ということではない)

ということです。
特に上二つはIT畑出身ではない上層部の方とかではままあることなのではないのでしょうか。
それが好ましくなくとも、悪いことだと断じることは出来ませんし、専門外の分野のことを判断するには資格や肩書が分かりやすいというのも理解出来ます。「それが会社の方針です!嫌なら出てけ!」と言われたら出ていくか従うしかないと思ってます。

アンチテーゼとかカッコつけてますが要は逆張りオタクです。あれ、ここまでの主張全部それで片付くような……?

あとがき

ホントはもっと色々書くつもりでしたが、とりあえず一区切りというところでこの辺で。

口が酸っぱすぎてピラニア酸飲んだのかと思うレベルでくどいですが、ここまでのことは全て私個人のIT系資格に対する思想、価値観であり、資格を取得した人、取得を目指す人、また真っ当な資格そのもの及びそれらに携わる人々を批判するものではありません。
ただし「情弱騙して金をかっぱらおw」という資格ビジネス、オメーはダメだ。

またここまで逆張りオタクの理論武装私の思想について読んでくださってありがとうございます。
毒にも薬にもならない怪文書内容だとは思いますが、「こういう思想を持つ人もいるし似たような思想を持つ人が周りにいるかもしれない」と頭の片隅に置いていただければ幸甚の至りです。

最後に一言だけ、どうせはてブに投げるならもっと雑で良かったなと思います。